超絶身内向けのコアブログ。
とりあえず"olio"の名通りごたまぜフルスロットル。
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1の続き。ぐだぐだ。
※前回説明置き忘れましたが、特にCPなつもりはないんですが…ちょっと話の進行上、次回分くらいでラウレイフラグが立つかもしれません。 にゃんにゃんは…有り無し両方考えてるので、反響次第って事で…(笑) 結局、長時間放置されたままだった紅茶は、俺が戻った時には紅と言うより黒に近くなっていて。 ものは試しと一口飲んでみたが、口に含んだ瞬間、残りを全て流しに捨てた。 …この茶葉、結構高かったんだけどな…。 「…ラウが余計な時間をとらせるからです」 一応文句を言ってはみるが、当のラウはフンと鼻で笑うだけ。 仕方なく、もう一度紅茶を淹れなおす。 「しかし良かったじゃないか、レイ。ラウと色々話したかったのだろう?」 ラウの向かいのソファに腰掛け、ギルが至極幸せそうに笑う。 「私だって、こうやって君とゆっくり過ごす時間が出来るのは嬉しいよ」 「…柄にも無い事を」 ギルの言葉を鼻であしらってはいるが、実はまんざらでもない事を俺は知っている。 ギルと話している時のラウは、いつもよりどこかイキイキとしている気がする。 俺もギルと話すのは好きだ。ラウも、きっと好きなんだろう。ただ、素直でないだけで。 たわいもない話をしている2人を微笑ましく見つつ、お湯が沸くのを待っていた時、ギルの通信端末のアラートが鳴った。 「すまない――もしもし、私だ。…ああ…ヤヌアリウス?カシム議員か…ああ…分かった。そちらに向かおう」 「…仕事か?」 ラウがギルに問う。 「仕事、と言う程のものでもないが…な。最近、穏健派の議員がやけに私と面会したがる。今日もそれだ」 ギルが苦笑して肩をすくめる。 「フ…パトリック政権の尻拭いを、現議員方はお前に押し付けるつもりか?」 「私は議員など、別に望んではいないのだがね…」 「…よく言う…」 皮肉気に笑うラウを余所目に、ギルは出掛ける支度を進める。 そんなギルの表情も、いつもと違って、怖い。 …こういう話をしている時の二人は、あまり好きではない――。 「レイ」 一瞬の間に、ギルの表情はいつもの穏やかなものに戻っていた。 「はい」 「今日は恐らく夕方には帰れると思う。…待っていてくれるかい?」 どんなに忙しくても、ギルは俺の存在を忘れずに気遣ってくれる。 「…分かりました。何か作ってお待ちしています」 そんなギルに、少しでもお返しがしたくて。 お陰で、いつの間にか俺は随分家庭的になった気がする。 「…デリバリーでも良いのだよ?いつも言っているが…」 「いえ、是非作りたいんです。俺の作ったものなんかで良ければ、ですが」 「…じゃあ、お願いしようか。くれぐれも無理はしないように」 ギルが嬉しそうに微笑んでくれると、俺も嬉しい。 「…まるでギルのお嫁さんだな、レイ」 やりとりを見ていたラウが、にやっと笑う。 「ラウっ!馬鹿な事言わないで下さい!」 「そう言えば昔、将来はギルのお嫁さんになるのが夢だと言っていたな。なるほど、無事夢は叶った訳だ」 「~~~っ、ラウ…!」 一度調子に乗り出すと、この人はなかなか止まらない。 ギルはクスクスと笑うだけで、止めに入ってくれない。 「…あー、もうっ…」 こんな時は、喰いかからず耐えるのが一番だ。 「まったく…君達は本当に面白いな…見ていて飽きないよ」 「…それはどうも」 「そう機嫌を損ねるな…折角久しぶりにラウとゆっくり出来るんだから。良いねレイ?」 「…はい」 渋々頷くと、ギルは薄く微笑んだ。 「…じゃあ、私は出るけれど…出来れば私が帰るまでは居てくれると嬉しいのだが」 「…仕方ないな。まあ良いだろう…折角だからレイの手料理とやらも食べたいしな」 「有難う。では、後を頼むよ、ラウ、レイ」 「どうぞお気をつけて」 ギルは軽く手を振り、少し名残惜しそうに出て行った。 be continued... PR ![]() ![]() |
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いよかん
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女性
職業:
義務じゃ無い学生。
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otkが好きそうな事全般。
自己紹介:
とりあえずオヤジスキー。
最近美少年もスキー。 ツンデレスキー。 要するに無節操。 でも本命はおっさん。 これ譲れない。(真顔) ・TOシリーズ ・地球へ… ・VOCALOID ・ギアス ・鬼●眼● ・gndmシリーズ ・イ.ルゲ.ネ.ス 辺りブーム。
アク解
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